YOSHIです。
自己啓発の大家ナポレオンヒルの名著に「思考は現実化する」(きこ書房)があります。
引き寄せの法則の元ネタです。
私がまだ学生の頃(25年ほど前)にこの書籍を読み、多大な影響を受けました。
当時の私は毎日がとにかく苦痛の連続でした。
家は機能不全家族であり学校では特に同級生と仲が良いわけでもない。
同級生の自殺、自分は幼少期の医療事故の後遺症があるなど絶望と無力感に苦しんでいました。
当然、自己肯定感は崩壊していました。
当時の私は自分に価値が無いと心底感じていたので
良い大学に入り、良い企業に就職できなければ
自分の人生に価値がないと真剣に信じていたほどです。
つまり、受験戦争に勝利するしか自分の生きる価値はない。
でも毎日の過酷な環境での強烈なストレスから机にかじりついても勉強に集中できない。
そんな自分にイライラと腹が立ち、余計に勉強が進まない。成績が伸びない。
「こんなダメな自分を変えたい!苦しい人生を変えたい!」と真剣に思っていました。
そんなときに書籍「思考は現実化する」に出会いました。
500ページ以上の大著でしたが
「これで自分の人生を変えられるかもしれない!」と興奮し
むさぼるように読みふけったことを今でも覚えています。
ただ、考え方を変えようと思っても何も変えられませんでした。
今にして思えば当然です。
物心ついたころから染み付いてきたネガティヴな思考パターンや言動を
そう簡単に変えることはできません。
私の記憶ではすでに4歳で私はネガティヴな考えが頭の中に渦巻いていました。
毎日毎日、人生の大半15年以上もその思考パターンだったわけですから
簡単に変えられると考える方がどうかしています。
しかし、私は「一度きりの人生だからどうしても自分を変えたい!」と諦めきれませんでした。
その後、社会人になっても探究を続けました。
瞑想をしたり、NLPや心理学、催眠を学んだり
多大な時間と労力をかけて必死に自分を変えようとしてきました。
そして、ついにある真実に気がつきました。
変わりたいのに変えられない原因と思考を変える方策です。
思考とは、物事の捉え方であり、その根底に価値観や信念があります。
例えば、「人生は辛い」という信念があると
全ての思考が「人生は辛い」を前提にしたものになります。
ですから、「人生は辛い」という信念をまずは変えないといけません。
ところが、「人生は辛くない」「人生は豊かで楽しい」と信じようとしても
どうしてもそうは信じられないですよね。
なぜなら、今の自分が「辛い」と感じているからです。
真夏のギラギラの直射日光を浴びているのに
「涼しい」と信じなさいと言っても無理なのと同じです。
つまりこの場合、「暑い」という感覚に支配され
「夏は暑いものだ」という信念が出来上がっているわけです。
つまり、思考が現実をつくるのではなく感覚が現実をつくっています。
なので「人生は辛い」という思考をやめようと思ったら
「辛い」という感覚から自らを解放する(覚醒する)必要があります。
感覚が変わってはじめて「ほら、今はもう辛くないでしょ?」と信念とは異なる現実を受け入れる余地が生まれます。
現実を変えるには、思考を直接変えようとするのではなく感覚を変える必要があります。
感覚が変われば、思考が変わり
思考が変われば、言葉と行動が変わり
言葉と行動が変われば、現実が変わります。
その感覚を変えることができるのが「脳量子革命」です。